前世の記憶?世界地図を見て子供が話し出す不思議なエピソード
「胎内記憶」という言葉があります。幼い子供が、母親の胎内のときにいたときのことを覚えているという神秘的なお話です。そして、それよりさらに前の前世とも言うべき「生前の記憶」も語りだす子供もいるそうです。真実かどうかは分かりませんが、とても興味深いですね。
こうしたことから、子供が2~3歳くらいになって喋れるようになったら、胎内記憶や前世などを聞いてみたいと思っている親御さんは一定数いるのではないでしょうか。
この記事では、我が家の男の子が急に不思議なエピソードを話し出したことについてご紹介しますね。
リラックスした休日の朝に
ある日、朝食が終わってのんびりとした休日の朝。地図の意味が分かっている3歳の男の子に世界地図を見せて、質問しました。男の子は、日本、アメリカ、フランス、くらいが分かっていて、日本から見ると北のほうが寒いという程度の認識力です。
「どこの国が一番好き?」
すると男の子は、うーんと悩んだ後、指でブラジルを指しました。南米は今まで触れたことのないエリアでした。
▼我が家ではリビングの壁に大きな世界地図を貼っています
「へえ、ブラジルが好きなんだね。」
男の子は、うんと頷くと、その後は延々と世界地図を指しながら話を続けます。
世界地図をなぞりながら
「5歳くらいのときに、こっちに行って」と、ブラジルからすっとカナダへ指を動かします。
「にいにも一緒に。」
男の子は一人っ子ですが、たまに「にいに」という存在が会話に出てきます。お兄ちゃんという意味で使っています。ただ単に兄弟に憧れているだけかなと思って、否定せずにいつも聞いています。
「にいには何歳くらいのとき?」と聞いてみました。
「僕が5歳で、にいには10歳。」
にいにの存在は結構具体的です。その後、しばらく世界地図をなぞりながら、一生懸命説明をしていましたが、急に大人びた口調で、
「母が迎えにきた。」
それを聞いたときは、ぎょっとしました。
「母」という単語が初めて、男の子の口から出てきたからです。母親のことを、お母さん、ママ、とは呼びますが、母とは言ったことがありません。周囲もまだそういう言い方は教えていません。
「迎えに来てくれたんだ。嬉しいね。」と先を促してみると、
「うん、嬉しかった。」と男の子はにっこり。
「空を飛んで行ったの。」
世界地図の大半が海であることも理解していないのに、ブラジルからカナダをなぞりながら、空を飛んでいったと話します。まるで、歩いては行けない距離だということが分かっているかのようです。
「最後はここだった。」と男の子はグリーンランドを指しました。
カナダの北東ですね。
なかなか興味深い話だったので、もっと聞いてみようとしましたが、そこにちょうどテレビで大好きな仮面ライダーが始まってしまったので、世界地図から離れていってしまいました。
突然始まった会話だったので、上手に色々聞いてあげられなかったのが残念です。
また、なにかきっかけがあれば、また話を聞いてみたいと思います。
もし、皆さまも興味があったら、ゆっくりとした休日にお子さんに尋ねてみるといいかもしれませんね。
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